血統推定を読む / 01
エフフォーリア
産駒から父のCTが見えてくる
イヴリーンはCC。パーフェクトラヴ'25はTT。型の違うこの2頭を並べると、共通する父・エフフォーリアの姿が見えてきます。
EFFORIA · 2018
競走馬から、注目の父へ
皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念。2021年に三つのGⅠを勝ったエフフォーリアは、種牡馬になってからも目を引くスタートを切っています。
JBISの2026年中央ランキングでは、2歳・新種牡馬リーディングともに1位(10月4日現在、収得賞金順)。競走馬として知っていた一頭を、今度は「どんな子を送り出す父なのか」という目で見る時期になりました。
子の情報を、父へたどってみる
馬のミオスタチン(MSTN)の型は、父と母から一つずつ受け取るC・Tの組み合わせ。では、子の型を知っていたら、父のどちら側を受け取ったのかもわかるでしょうか。
CCのイヴリーンには、父からもCが来ている。TTのパーフェクトラヴ'25には、父からもTが来ている。つまりエフフォーリアは、CもTも渡せる父です。
二つの手がかりが揃うと、答えはCT。子を見ていたはずが、いつの間にか父の型まで見えてくる。この逆向きの読み方が、今回エフフォーリアを選んだ理由です。
片方だけでは、届かなかった答え
イヴリーンだけなら、父はCCかCT。パーフェクトラヴ'25だけなら、父はCTかTT。どちらも一頭だけでは決めきれません。
二頭を並べたとき、両方に残るのがCTです。特別な一頭がすべてを教えてくれるというより、違う型の子がそれぞれ持っていた手がかりを合わせる。血統を眺める楽しさが、こんなところにもあります。
同じ父でも、こんなに違う
面白いのは、父のCTが見えたあとにも、子のCCとTTはそのまま残ること。同じ父からCを受け取る子も、Tを受け取る子もいる。さらに母から受け取る側が加わって、それぞれの型になります。
血統表では同じ「父エフフォーリア」の一行でも、その先にある組み合わせは一つではない。ほかの産駒ではどうなっているのか、少し見に行きたくなりませんか。